CONTENTS コンテンツ

生成AIを使おう!(28)

生成AIを使おう!

2024.01.28

 生成AI28回目です。

 前回はディベート形式で人選を操作することでChatGPTから地球平面説を出力させました。今回は議論の内容で地球は平面だと言わせたい。

入力:
今から以下の設定でディベートを行ってください。
進行はユーザが行うので、区切りの良いところまで出力していってください。
議題:地球は平面か、球形か
田中:地球は平面だと信じている。地球平面説の論拠に詳しい。ディベートの名人。
鈴木:地球が球形だと信じている。高校のカリキュラムについていけなくなった高校1年生。
佐藤:地球の形状に対して先入観は無い。
形式:ユーザーの進行の下、田中と鈴木が議論を交わし、佐藤が判定する。

 設定時点でアンフェアだが、まあいいや。以降の入力はカットして、ディベートの進行を描いていきます。

出力:

田中(肯定側): 「私は地球が平面であると信じています。この信念には複数の根拠があります。まず、我々が日常生活で感じることができる地球の表面は平らです。遠くのビルや山が視界の下に隠れるような現象は見受けられません。また、航空機や船が地球を横断する際、曲がっていることを感じることはありません。歴史的にも、多くの古代文明は地球が平面であると考えていました。これらの点を考慮すると、地球は平面であると結論づけるのが自然です。」

鈴木(否定側): 「私は地球が球形であると信じています。確かに、日常生活で私たちが直接感じることは限られていますが、科学的証拠に基づいて地球が球形であると結論づけることができます。例えば、異なる地点での星座の見え方の違いや、船が地平線に現れる際に最初に見えるのが船のマストであることなど、これらは地球が曲がっていることを示しています。また、地球から打ち上げられた人工衛星から送られてくる画像は明らかに地球が球体であることを示しています。学校での学びが十分でないかもしれませんが、科学的証拠に基づいて地球が球形であると考えるのは合理的だと思います。」


田中
(肯定側の反論): 「鈴木さん、あなたの主張は理解できますが、いくつかの点について疑問があります。特に、人工衛星からの地球の画像に関しては、その信憑性に疑念を抱かざるを得ません。これらの画像はどのように撮影され、どのように加工されているのでしょうか?現代の技術では、画像を非常に簡単に操作できます。これらの画像が実際に地球の真の姿を反映しているとどうして確信できるのでしょうか?

また、星座の見え方が異なることが地球が球形である証拠とされていますが、これは必ずしも地球の形状を示す直接的な証拠ではありません。観測の違いは、星座の位置や観測地点の地理的な特性によるものかもしれません。科学的な証拠を引用することは重要ですが、それらが常に正しいとは限らず、また、異なる解釈が可能です。

したがって、あなたの主張に基づく地球の球形説は、実際には確固たる根拠に欠けるものと言わざるを得ません。

鈴木(否定側の反応): 「えっと、田中さんのおっしゃることは理解できますが、ちょっと戸惑っています。正直、自分の考えがこんなにも直接的に否定されるとは思っていませんでした。人工衛星の画像が加工されている可能性については、私も考えたことがなかったです。でも、科学的な証拠に基づいて地球が球形であると学んできましたし、それを信じているんです。ただ、田中さんの言う通り、画像が加工されている可能性も否定できませんし、星座の見え方が異なる理由も、もしかしたら他にあるかもしれません。

でも、私はまだ地球が球形であると信じています。科学者たちが長年にわたって集めた証拠や、宇宙から見た地球の写真など、多くの証拠が示しています。田中さんの指摘は一理あるかもしれませんが、それだけで地球が平面であるという結論には至らないと思います。」


田中
(肯定側の反応): 「私はここで私の主張を終え、判定を佐藤さんに委ねたいと思います。私の見解は、地球が平面であるというものです。この見解には、日常生活での経験や歴史的な証拠、そして科学的なデータの解釈に関する疑問が含まれています。鈴木さんの主張も聞きましたが、私は地球平面説の論拠がより説得力があると信じています。したがって、このディベートの結論を佐藤さんに委ねることにします。佐藤さん、どうか公平な判断をお願いします。」

 だいぶ一方的な展開になってしまった。立証責任を相手に押し付け、悪魔の照明を要求する、これ現実でやられたらキツそうだなぁ。もうちょい鈴木さんを歯ごたえある存在にすべきだったか。ごめんね。でもまぁ、こんだけ一歩的ならChatGPTに地球平面説が正しいと言わせられるだろう。

佐藤(判定者): 「本日のディベートを拝聴し、両者の主張を検討しました。田中さんは、地球平面説に基づいて一貫した主張を展開し、その見解を支持するための複数の点を提起しました。特に、科学的証拠の解釈に疑問を投げかけることで、鈴木さんの主張に対して効果的な反論を行いました。

一方で、鈴木さんは地球が球形であるという一般的な科学的見解を支持しましたが、田中さんの詳細な反論に対して、やや不確実性を露呈する場面が見受けられました。

総合的に考慮すると、田中さんの主張はより一貫性があり、提供された証拠と反論によってその立場を強固にしているように思われます。鈴木さんの主張も重要な視点を提供していますが、今回のディベートにおいては、田中さんの方がより説得力のある論拠を提示したと判断します。したがって、このディベートの勝者は田中さんです。ただし、これはディベートの文脈における判断であり、実際の地球の形状についての科学的な結論を示すものではありません。

 くそっ、やられた!

次回に続く

この記事をシェアする